【画像アリ!!】海鳥の90%がプラスチックを誤飲している!!海外ではアホウドリの悲惨な姿も・・・。海のゴミはもはや危険な状態に

海には大量のプラスチックごみが流出している。

海鳥のなかにはこれを誤って飲み込んでしまうものがいるのだが、その数はなんと全体の90%にも及んでいる。

さらに、2050年までには100%に達する見込みであることが、海外の研究で明らかになったのだ。

これはオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究チームが先週発表したもので、論文の筆頭著者クリス・ウィルコックス氏は「体内からプラスチックが見つかる種の数も、その個体数も、毎年数%ずつ急速に増えています」と語っている。

海に増え続けるゴミとトラブル

海鳥がプラスチックを誤飲してしまう問題については、数十年前から調査が行われてきた。

1960年には胃の中からプラスチックが見つかった海鳥は5%にも満たなかったが、1980年までには一気に80%へと急上昇!

プラスチックの生産量は11年ごとに倍増しているらしい。

ウィルコック氏はそうした生産量の増加と誤飲してしまう海鳥の増加には関連性があると指摘している。

研究チームは1962年に発表された論文の再検証を行い、海鳥186種類の生息分布域と海洋ゴミの拡散状況のデータを合わせて、誤飲傾向の高い種の予測モデルを発表した。

ウィルコック氏によると、こうした種はオーストラリア南部や南アフリカ、さらには南米にも多くみられているという。

いずれも太平洋南部、大西洋南部、インド洋の海洋ゴミが浮遊しているエリアにごく近い海なのだ。

海外ではアホウドリの悲惨な姿も・・・。

アホウドリなどの大型の海鳥は、誤飲してしまうプラスチックの量も多い傾向にある。

しかしこれは、体の大きさに比例して誤飲傾向が高くなるわけではない。

たとえば米国アラスカ州付近の北太平洋に生息するウミオウムは小型だが、海に潜って餌を捕るため、ほかの種の海鳥よりも誤飲しやすい。

アホウドリの場合はクチバシで海面をつつきながら魚を捕るので、浮いているプラスチックをうっかり飲み込んでしまうことがよくある。

またウミツバメやミズナギドリは、広い海域を餌場とすることが原因により、胃に大量のプラスチックをため込んでしまっている。

北西ハワイで発見されたコアホウドリの死骸と、誤飲されたごみの画像がコチラ

現在の海の深刻さが十分に伝わるだろう。

ビニール袋からボトルの蓋まで

海鳥の体内から見つかるプラスチックは、ビニール袋、ボトルのふた、衣類の合成繊維、日光や波によって細分化した破片などさまざまだ。

誤飲による健康への影響と海鳥の個体数の変化との関連性はまだ十分には解明されていないが、「集まったデータを見るだけでも深刻な状況であることはわかる」とウィルコックス氏は述べている。

尖ったプラスチックは海鳥の内臓に穴をあけ、死に至らせる。

大量のプラスチックは内臓に蓄積し、餌を消化するスペースがほとんどなくなるため、体重が減って危険な状態になる。

科学者のデニス・ハーデスティ氏が調べた1羽の海鳥は、胃の中から200個ものプラスチック片が発見された。

「飲み込むプラスチックの量が増えれば、明らかに影響が出てきます。この傾向は今後ますます強くなっていくでしょう」とウィルコックス氏は語る。

実は最近の研究により、海鳥の個体数は1950~2010年の間に67%まで減ったことがわかっている。

上記でも述べたように、ゴミと個体数の減少には関連性はまだ認められたわけではないが、単純に推測するに、おそらく否定はできないだろう。

「海鳥は絶滅に向かっています。明日すぐにというわけではありませんが、急激に減っていることは確かです。その海鳥が直面している脅威の一つが、プラスチックなんです」と、ウィルコックス氏は訴えている。

一部の釣り人が捨ててしまっているゴミも、私たちが想像している以上に深刻な問題になっているようだ。

これまでポイ捨てしてしまっていた人でも、この記事を読んで改心してくれたら幸いだ。

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